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ニューヨークを拠点に活動するデジタル・メディア・コンサルタント、 江川 央(えがわ なかば)執筆のブログ。米国におけるITならびにコミュニケーションズ業界におけるトレンドを中心に情報を発信する。
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ブログ、移転しました。
2011年より、独自ドメインでの運用を始める事を決めました。
長い間お世話になりましたエキサイト・ブログでの記事の投稿は、今回が最後になります。

新しいURLはこちらになります。
今後とも、よろしくお願い申しあげます。



<週刊NY生活 掲載>

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楽天ってコマース企業じゃなかったの?
# by egawanakaba | 2011-01-20 06:31 | デジタルメディア
駆け込み需要で、ホリデー・シーズンのオンライン・ショッピングが盛況
調査会社、comScore の発表によれば、12月17日にかけてのホリデー商戦終盤に、オンライン・ショップに対して駆け込み需要が発生し、特に最後の4日間は、市場全体の売上げが一日あたり9億ドルと記録的な数字を計上したという。背景にあるのは、主として大手小売店が仕掛けた無料配達キャンペーン。クリスマス当日までの配達を保証し、かつ無料を謳い、消費者の購買意欲をあおった。

同週のうち、もっとも売上げが多かったのは13日(月曜日)で9億5400万ドル。多くの小売店が打ち出した無料配達キャンペーンの最終日にあたる17日(金曜日)は9億4200万ドルで、対前年比で61パーセントの伸び。11月初めからのシーズン全体では274億6000万ドルと、同12パーセントの増加。米国経済が依然として低迷している中で、ホリデー・シーズンという期間限定とはいえ二桁成長という数字は頼もしい。

期間を限定した送料無料キャンペーンは目新しいものではなく以前から実施している小売店も少なくはない。ホリデー商戦に関して言えば、過去二・三年で、同サービスが定着の動きを見せており、リアル店舗との競合において、重要な鍵になってきているのは間違いない。消費者の視点から考えても、ホリデー気分に溢れたショッピング・モールの雰囲気を味わうのが好きで、かつ時間のある人はともかく、自宅(あるいは職場)のパソコンからクリック一つで商品の注文をする方が楽なのは明白だ。

ホリデー・ショッピングをオンラインで済ませようとする人の数がこれだけ多いのは、米国社会でのホリデー・ギフトを送る対象が、直近の家族・親戚だけでなく、人によっては同僚、友人等多岐に渡っていることも挙げられるかも知れない。

本当に大切な(と言っては語弊があるかも知れないが)人に対するギフトは自ら店舗に足を運び、それ以外の人向けのものはオンラインで、そんな割り切りでオンライン・ショッピングをしている人も意外と多いのではないか、と個人的には考えている。


<週刊NY生活 掲載>

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楽天ってコマース企業じゃなかったの?
# by egawanakaba | 2011-01-15 02:39 | デジタルメディア
新年、明けましておめでとうございます。
今年はiPadを筆頭に各社からタブレット型PCが出揃い、使えるコンテンツも充実することが予想されることから、市場の足元が固まってくると同時に、勝者・敗者もより明確になっていくでしょう。今年も昨年に引き続き、ネット業界、マーケティング業界の最新情報を配信していく予定です。

どうぞ、よろしくお願いします。

<週刊NY生活 掲載>

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楽天ってコマース企業じゃなかったの?
# by egawanakaba | 2011-01-04 04:52 | デジタルメディア
コンテンツが国境を越える日
NHKの番組の一部がYouTubeで視聴できるようになった。数分のダイジェストではなく、「NHK番組コレクション」というセクションが同サイトに開設され、12月6日から、ノーカットの「NHK特集」といった番組が視聴できるようになっている。

画期的な出来事だと思う。勿論、YouTubeのみならず、様々な方法でテレビ向けコンテンツをネット配信している米国に比べれば、日本の放送業界の状況は比較の対象にならないが、それでも、日本の国営放送がネット経由でのコンテンツ配信に本腰を入れ始めたという意味では注目すべき動きだと思う。願わくば、今後民放各社もNHKの動きに追従して欲しい。

勿論、特に海外への配信に関しては、著作権の問題が大きなネックになっていることは承知している。ただ、時代はもはや、そんなことを言っていられない所まで進んでいるのである。詳細をここで書くつもりはないが、ユーザーの知識ひとつで、ネット経由で、多くの最新のテレビドラマやバラエティー番組が、ほとんどリアルタイムで視聴できるのが現実である。それらを捉えて、少しでも視聴者のみならず制作・配信サイドにも利益が出るようなビジネスモデルを構築していくことが急務なのではないか。ニーズはあることは、誰の目にも明らかなのである。手をこまねいている理由は無い。

時を同じくして、グーグルがEブック販売サイトをオープン、日本を含む米国以外の国でも来年3月にはショップを展開するというニュースが入ってきた。私自身は、この動きも非常に楽しみにしている。アマゾンのキンドルを使うにせよ、iPadを使うにせよ、早く、当たり前に日本の新刊が米国で読める時代になって欲しい。世界的に読者人口が激減しているという話をよく聞くが、このEブック販売ビジネスが然るべき形で機能するようになれば、海外在住邦人が多少なりとも出版物の売上げアップに貢献するようになるだろう。もはや、コンテンツの流通に国境など無いのだ。日本のコンテンツ・ビジネスがグローバル化する機は、既に熟している。

<週刊NY生活 掲載>

筆者後記

この原稿を執筆したのは12月6日。後日、読者の方からの連絡で、NHKからの配信は地域が限定されており、海外からの視聴はブロックされていることが分かりました。残念に思いました。
# by egawanakaba | 2010-12-11 05:14 | デジタルメディア
Netflixがストリーミング専用プランを開始
レンタルDVDの貸し出しやケーブル・テレビのビデオ・オンデマンドが一晩4ドルだったという時代は、あと数年もすれば、多くの人々にとって、遠い過去のものとなるだろう。一ヶ月8ドルで、ビデオ・ストリーミングされる映画やドラマといったエンターテイメント・プログラムを好きな時に好きなだけ視聴できる、そんな時代が到来したからである。

Netflix が、従来の宅配DVDレンタルのサービスから、ネットを利用したコンテンツ配信サービス企業への変貌を遂げるべく、その布石としてビデオ・ストリーミングのみの会員プランを開始した。月に7ドル99セントを払えば、ユーザーはパソコンやXbox 360、Wii、PS3、ブルーレイDVDプレイヤーやiPhone、iPad、iPod touchといった様々な端末を通じて好きなコンテンツを好きな時に好きなだけ視聴することが出来る。最近では、Apple TVやGoogle TVも加わり、ユーザーがコンテンツを受信できる箱が出揃っている。

ビデオ・レンタル老舗のBlockbusterは残念ながら、この戦いに完敗した。なぜだろうか?コンテンツはビデオからDVDへ、やがてネットワークでの配信へ。この流れは素人目にも充分に見える筈である。ましてや、エンターテイメント・コンテンツ流通ビジネスの中心にいたBlockbusterは、変化の風を誰よりも早く感じていた筈である。だとすると、何が同社の変化を妨げていたのか?過去の成功経験に固執し過ぎていたのか?あるいは、もっと根本的な、技術に対する理解不足に起因していたのか?

企業は規模が巨大化すればするほど、足元が見えにくくなる。過去に成功を経験したことのある経営者が、新しい時代にも指揮を執り続けていると、誰もモノを言えなくなる。社員の頭の中で変化はリスクと自然に翻訳され、革新的なビジネス・アイデアは議論される前の中の段階で、机の引出しにしまわれることが多くなる。私はBlockbusterの内情を見てきたわけではないが、どうしても、この企業の衰退とNetflixの躍進を見ていると、現在、周辺のアジア各国との競争に喘いでいる日本企業の姿とたぶってしまうのである。

<週刊NY生活 掲載>
# by egawanakaba | 2010-11-27 05:22 | デジタルメディア